勉強は自主トレ

 受験勉強をはじめとする「勉強」は音楽やスポーツでいう「自主トレ」と同じだと思います。勉強するのには当然目的があって勉強します。人は、勉強するその過程で、まず「計画」を立て、その後「実行」します。スポーツも「試合に勝つことや好成績を残す」という目的があって、そのために練習内容を計画し実行に移していきます。では、部活動の練習の中で、うまい人とそうでない人との差がなぜ生まれると思いますか?私が考えるには2つの点が挙げられます。1つは、練習量です。練習量は部活動の限られた時間では同じかもしれませんが、その後自宅やスポーツクラブで「自主トレ」をした人は、やはり筋肉の付き方や瞬発力、経験値などが他の人と断然違ってきます。もう1つは、練習するときの意識の差です。勝とうと常に意識している生徒は、練習する目的がはっきりしているので、中身の濃い練習をしているのです。当然、練習をさぼったりなどしないでしょう。

 

 以上の点から、勉強に対しても言えることがあります。1つは練習量です。「勉強は、量より質だ」という人もいますが、私は絶対に量だと思います。実際に、今まで旧帝国大学や私立のGMARCHに合格してきた生徒は、元々できたわけではなく、努力して絶対的な勉強量をこなしてきたのを私はこの10年ずっと見てきました。「勉強は、量より質だ」というのは、大学受験にとってはただの「逃げ」です。1日に勉強できる時間は限られていますよね?脳に入る知識も限界がありますよね?だから、勉強は、早い時期から始めて、勉強の量を蓄積していく。それでやっと、勉強した成果が出てくるのだと私は思います。

 もう1つは、勉強に対する意識です。この前も話しましたが、ほとんどの人が勉強が嫌いです。でも、受験は待ってはくれません。それでもやらないといけません。社会生活と同じです。自分の行きたい大学を決定し、そこに受かりたい!とか将来ある職業に就きたいとかそういった目標が早く持てれば、きつくて嫌な勉強も乗り越えられるはずです。(高校1・2年生は、夏休みなどを利用して大学のオープンキャンパスに参加したり、自分の高校のOB・OGに大学の話を聞くことを積極的にしてください。そうすると、自分のしたいことや行きたい大学が見えてくる可能性が大幅に増えます。)

 勉強する習慣はそうは身に付きません。まずは1日、そのまま3日、そして1週間、次に3週間、最後に1カ月机に座って勉強する習慣が身に付けば絶対に挫折しないと私の経験から伝えられます。今、勉強できていないという不安が少しでもあるのなら、その習慣を身に付けるために、図書館や学校、塾など自分の勉強ができる環境に自分の身を持っていってください。

 

宮崎市 英語専門 茂塾 室長 榎本 圧夫