多くのことができる大学や学部を選ぶ

おはようございます。

「英語専門 茂塾」の なかにし です。

 

先日の宮崎日日新聞より。

現在の中学2年生から対象となる「大学入試新テスト」のことが記載されていましたので、ここに記します。平成28年9月3日(土)より入塾される生徒の方から対象となります。

文部科学省は平成28年8月31日、2020年度に大学入試センター試験から替える予定の「大学入学者希望者学力評価テスト」の英語について、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を評価するとし上で、うち「書く・話す」は民間の検定試験を活用する案を公表しました。「読む・聞く」の試験は当面、大学入試センターも実施するが、将来的には4技能とも民間移行を目指すとのことです。

大学がセンターの試験を使わず、4技能すべて民間試験の結果で評価することも可能とするようです。高校学習指導要領との整合性や、入試としての妥当性など一定基準を満たした民間試験を国が認定するが、受験料の軽減や地方でも受験しやすい環境整備が求められます。

新テストでは、国語と数学に記述式問題を導入予定ですが、採点時間の確保などが課題のようです。文科省はスケジュールについて、①1月に実施し、センターが採点②12月に実施し、センターが採点③記述式を12月、マークシート式を1月に実施し、センターが採点④1月に実施し、各大学が採点 の4案を示しております。

実施時期が遅いと採点期間が短くなるため、記述式問題の幅が限定され、実施時期が早いと高校の行事に影響が出るなど一長一短があります。

新テストの問題内容や採点体制を検証するため、17年11月に高校3年と大学1年を対象に5万人規模、18年12月に高校3年を対象に10万人規模の試行テストを行う予定です。

 

さて、「法学部だがビジネスも学べる」というように、学部構成を改組したり、教育内容を変更したりする大学が近年増えています。

大学で何を勉強したいかが明確でない受験生には、このように多くのことが学べることを売り文句にする大学や学部は人気があるようです。しかし、こうしたことを大学選びの判断基準にするのには、危険が伴います。

というのも、こうした大学の狙いは、実は受験者数を増やすことにあるのです。つまり、法学もビジネスもできると宣伝することで、法学を志向している人と経営学を志向している人の両方にアピールして、単純に法学部として募集するよりもたくさんの受験生を集めようとしているのです。

こうした受験者数を増やす取り組みは、見方を変えれば、「万人受けを狙う」ということであり、その学校(あるいは学部)のコンセプトが曖昧になりかねません。また、学生にとっても「多くのことができる」ということは「広く浅く」になりやすく、「一つのことに自信を持つ」ということが難しくなります。様々なことを「広く浅く」学びたいという場合は別ですが、「本気で〇〇がしたい」「しっかり〇〇を学びたい」という人にとって、広く浅くの学びでは物足りなく感じるでしょう。

学校側から考えても、「来てほしい学生像」が曖昧であれば、深く、尖った、思い切りのいい教育はできず、無難な内容を通り一遍に教えることしかできません。果たしてこれで、日本社会の問題を突破できる人材を育てることが可能なのでしょうか。

 

皆さんが大学で何かをしっかりと身につけたいと考えるなら、入学してほしい学生像の明確さ、またその学生にどのような教育を施すかという教育コンセプトの明確さを考えるべきです。

それこそが深く考えられた教育を受けるための道筋だと思います。

 

それでは。

本日も一日よろしくお願い申し上げます。

 

宮崎市霧島二丁目206番地コスモアージュ102

英語専門 茂塾 塾長 中西 茂寿

TEL:0985-41-7474