和訳について

おはようございます。

宮崎市霧島町にあります「英語専門 茂塾」の なかにし です。

 

早速ですが、英文読解の試験というのは、「本文全体の趣旨」が把握できているかどうかを問うことです。しかし、「この文の主張を日本語でまとめよ」という問いだけで学力を計ると、読めていない人は全員がゼロ点ということになります。それでは「入学試験」として成立しません。そこで、部分点を与える処置として、空所を補充する問題や、下線部と同じ意味の語句を選ぶ問題といった、「全体像と無関係に近い問題」が多数出題されることになっているのです。

もし下線部が、適切にも本文の主張の箇所に引いてあれば、その訳を見ることで英文全体の把握力を見ることができます。ところが、多くの場合、下線が引かれている箇所は「構造あるいは語彙に関して尋ねたいポイント」を含むものになっています。

下記の問題を見てください。

Thirsty for national profit , nations , and their systems of education , are heedlessly discarding skills that needed to keep democracies alive .

【訳】

国家とその教育システムは、国益を追求するあまり、民主主義体制を生かしておくのに必要な技術を軽率にも捨てつつある。

 

この文では分詞構文であることと主語さえ捉えられれば、高得点が取れるはずです。keep democracies alive は「民主主義体制が崩壊しないように保持する」となりますが、この箇所は keep ~ alive が「~を生きている状態に保つ」というニュアンスさえ分かれば、良いのです。democracies が可算名詞の扱いになっていることから、「民主主義国家、民主主義体制」という訳が適切ですが、「民主主義」と訳しても間違いにはできないと思われます。thirsty for national profit も、分詞構文であることさえ分かっている訳なら、「国の利益を渇望して」「国の利益を求めて」など、幅広く訳せるはずです。heedlessly 「思慮なく」は、知り得ない語彙ですが、訳の方向性さえ間違っていなければ点数が与えられるでしょう。

このように、和訳問題というのは、「出題者が尋ねたいポイント」を把握して、それに忠実に応えることなのです。ですから、出題者が尋ねたいポイント以外は、少々日本語が変でも通じるレベルならば原点されることはないでしょう。

 

受験において、英語は最重要科目です。英語力を伸ばすうえで土台となるのが国語力です。国語力が弱いと英語力も伸び悩みます。特に上記のような英文解釈では、英文法を読む力の根幹として、国語力は不可欠です。入試では、含蓄深い文章を読解させることがありますので。

 

それでは。

本日も一日よろしくお願い申し上げます。

 

宮崎市霧島二丁目206番地コスモアージュ102

英語専門 茂塾 塾長 中西 茂寿

TEL:0985-41-7474

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