18歳人口の減少と大学全入時代

おはようございます。

宮崎市霧島町にあります「英語専門 茂塾」の なかにし です。

 

昨日までの【GW集中特訓】に参加されました生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。

受験は、自分自身との闘いでもあります。長い時間勉強をすることで、孤独に打ち勝つ勇気と自信が必要になります。

今週より通常授業となりますが、【GW集中特訓】でのモチベーションを維持したまま、授業に参加していただきたいと思います。

 

さて、日本では長年にわたって大学進学率が緩やかに上昇してきた、と一般的には思われております。長期的に見ればそのことは間違いではないのですが、詳しく見てみると毎年のように上がり続けたわけではないのです。

例えば1964年からの2年間、進学率は下がり続けていたのですが、これはたまたま1964年だけが特異的に進学率が高くなってしまったために起きた異変なのです。

なぜ1964年に進学率が高くなってしまったのかといえば、それはその年の18歳人口が極めて少なかったのに大学の定員が変わらず、結果として競争が緩やかになって多くの人が進学できたためなのです。

逆に1966年には、18歳人口が増加したために進学率が下がりました。

このように大学進学率とは、常に18歳人口と大学の定員数とに左右されるものなのです。

以後、18歳人口の減少とともに上がり続けた大学進学率は、1975年にいったんピークを迎えた後、18歳人口の緩やかな上昇と、専修学校制度の成立による専門学校進学者の増加もあって1990年前後まで低迷し続けるのです。

1990年代前半は、団塊ジュニア世代が18歳を迎えたために、18歳人口がピークを迎えます。この頃に大学生になった人たちは、同級生が多いこととバブルの崩壊が重なったことから、大学卒業時に「就職氷河期」に見舞われました。ニートやフリーターが社会問題になり始めるのもこの世代からです。

それと軌を一するように、大学進学率はこの頃から急上昇のカーブを描き始めます。特に目立つのが女子学生の増加です。4年制大学のみのデータでは男子学生の進学率は女子学生の1.5倍になるのですが、短大も含めたデータで見ると、女子の進学率が男子に迫ることが2000年くらいまで続いたのです。

この背景には、不景気の到来で多くの人が「大学・短大くらい出ておかなければ」と考えたことと、女子を中心に高卒の就職口がどんどんなくなっていったことがあります。

しかし、1992年の205万人をピークに18歳人口が徐々に減り続けて、2013年には123万人になったのに対して、大学の数はどんどん増え続けたのです。

1992年に523校だった大学の数は、10年後の2002年には686校、さらに10年後の2012年には783校と年間に10校以上のペースで増え続けているのです。

大学増加の背景には、志望者の減少に悩む短大が大学に転換していることがあります。また、規制緩和で大学の設立が簡単になった結果、経営の安定している私立の専門学校や高校などが系列の大学を新設する事態も続いております。

少子化で受験生が減り続けているのに大学の数が増え続けた結果、訪れたのが「大学全入時代」と言われるような誰もが大学に入れる状況でした。

この「大学全入時代」は、大学の定員数と入学希望者数とを比較した結果、言われるようになったものであり、その結果として決して少なくない数の大学が定員割れに苦しむようになりました。

日本私立学校振興・共済事業団の調査によると、私立大学で定員割れを起こしている学部・学科等を持つ大学は全体の39%、私立短大では67%に上るそうです。

しかし大学が学生集めに苦しむような状況は、受験生の皆さんにとってはメリットもあります。なぜならば多くの大学が学生募集に積極的になった結果、就職支援や在学中の資格取得、海外を含む交流イベント、さらには奨学金や成績優秀者への学費免除など、学生向けのサービスが充実するようになったからです。

 

それでは。

本日も一日よろしくお願いいたします。 

 

宮崎市霧島二丁目206番地コスモアージュ102

英語専門 茂塾 塾長 中西 茂寿

TEL:0985-41-7474

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